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2018/03/28
WEB制作全般,SEO,運用

Webサイトの流入経路には、大きく5つがあります
Webサイトはアクセス解析を使い「何を見て入ってきたか」がすぐにわかる、とても便利なメディアです。
流入経路を細かく分けると数多くありますが、ここでは主なものを5つに分類して紹介していきます。

今現在の流入経路を把握することで、「今後そこからの流入数をどれだけ増やしていくか」「弱いところをどう強化していくか」などが見えてきます。
そのもとになる5つの流入経路の基本を、この記事できちんと把握しましょう。



1  自然検索流入(Organic Search)

Webサイトの流入経路として重視されるのが、検索エンジンからの自然検索です。
インターネットが広がってきてから、「検索して情報を探す」というのが当たり前になりました。
かつては生活者の行動パターンとして「AIDMA」というのがありました。
「Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)」がその流れです。
インターネットが普及してからは、「AISAS」という動きに取って変わられています。
これは「Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(購買)→Share(情報共有)」という流れになります。
関心を持つまでは同じですが、欲求を高めて記憶するというのが「検索」に置き換わっています。
欲求を高めるために、テレビCMを繰り返し行ったり店舗でイベントを開催したりして生活者の意識に働きかけていたのを、生活者が自発的に検索をおこないその商品やサービスの情報を得て、納得して購入にまで至るというのがポイントになります。

こうした消費行動のプロセスに組み込まれるほど検索が一般化しているのですから、自社のWebページが検索エンジンの上位に表示されるのは非常に大切になります。
この検索エンジンの上位に表示させるための取組が、SEOになります。
これは広告ではありませんから、良いコンテンツを作ったり、Webサイトの情報を整理して見やすい形にするのが必須になります。

2  有料検索流入(Paid Search)

Googleの自然検索結果の上部、あるいは下側に表示される情報は広告です。
よく見ると小さく、「広告」と付いています。これは検索キーワードと連動して表示される、リスティング広告(検索連動型広告)と呼ばれます。
例えば「スキンケア通販」と検索すると、それに関連したテキスト広告が出てきます。

またYahoo!Japanの検索結果にも、同様の広告が表示されます。
こちらも分類は検索に連動するリスティング広告で、Googleの広告名がGoogleAdWordsなのに対して、Yahoo!プロモーション広告という広告名で運用されています。

Yahoo!Japan の検索エンジンはGoogleのものを使っていますので、自然検索の順位はほぼ同じになります。ですからSEOはGoogleと共通でできます。
しかしGoogleAdWordsとYahoo!プロモーション広告の連携は一切ありません。
そのため、それぞれに入稿をする必要があります。

ただしキーワードに連動した広告が表示されるという仕組み、広告文の長さや「入札価格+クリック率(数)をメインにした広告品質で掲載順位が決まる」という共通の要素は多くあります。
検索エンジンの利用割合としてはGoogleの方が多くなっていますが、Yahoo!のリスティング広告を出すとさらに多くの流入が見込めるため、ダブルで出稿するケースが目立ちます。

またリスティング広告と一緒に、ディスプレイ広告の出稿も多くおこなわれています。
Googleは同じくAdWords、Yahoo!はYDNという広告名になっていて、自社の関連サービスや、それぞれが提携するWebサイトにバナーやテキスト広告を表示します。
こちらはターゲティングという仕組みを使って、自社のWebサイトに過去訪れた人にだけ広告を表示させたり、あるいはもっと細かく申込みページにまで行ってコンバージョンに至らなかったユーザーに1か月間だけ関連広告を表示させるなど、条件を設定しての広告表示をする事ができます。



3  SNS流入(Social)

SNSを集客に使うケースは多くあります。これには「シェアなどで拡散してもらう」というものと、「SNS広告を使う」という二つの種類があります。

シェアや拡散の取組み方としては、例えばコンテンツごとに目立つようにシェアやツイートボタンを配置して、拡散してもらいやすくしておきます。
もちろんコンテンツの質の高さが大前提です。
またSNSでの拡散を強く意識した戦略をとる場合には、いわゆる「バズる」コンテンツにする必要もあります。
商品やサービスについて正確な情報を真面目に書くだけでなく、ウィットにとんだ形で面白おかしく書くのも手です。
最近はテレビCMなどで何か変、つっこみどころ満載といったものが多く作られますが、これなどはバズることをかなり意識して作っているようです。またテレビでなくWeb限定公開として、15秒や30秒といった時間制限のない動画も多く作られていて、これだと一層自由にバズる要素を盛り込んでいます。

SNS広告は、それぞれのソーシャルメディアが持つ広告枠に対して配信を行っていきます。
この大きな強みは、細かなターゲティング機能です。
投稿内容やつながっている人、フォロワーなどから分析して条件に合うユーザーへと広告を表示させます。
Facebook、Twitter、Instagramなどが代表的なSNSですが、それぞれが多く持っているユーザー層、マッチする商品やサービスに違いがあります。
SNSを集客経路にする場合には、それぞれの特性を理解して使っていくのが成功の条件になります。
一般的なコーポレートサイトや通販サイトではなく、メディアサイトなどコンテンツを中心にしたサイトだと、SNSからの流入割合が高い傾向にあります。

4  外部サイトからの流入(被リンク)

被リンクはSEOのためのものと考える人もいるようですが、実際のWebサイトへの集客にも強い力を持ちます。
たとえば販売店が製品メーカーのサイトにリンクを貼ってもらえば、そこからかなりの流入数が稼げます。逆にメーカー側も各販売店のサイトからリンクを貼ってもらうと、そこからの流入が得られます。単に取扱いメーカーとして名前をテキストで記載してもらうのではなく、自サイトへのリンクを貼ってもらうようにすると良いでしょう。
これらは広告掲載ではなく、リアルの取引での協力関係として相互にリンクを貼っていくというのが望ましい形です。

またGoogleマイビジネスというサービスには、自社のURLを掲載する欄が設けられています。
たとえば「眼鏡店」と検索すると、最寄りの眼鏡店が地図情報と共に表示されます。店名や住所、電話番号や営業時間といった基本情報と共に、「ウェブサイト」というボタンがありますので、そこに各店舗のリンクを貼ることができます。
Googleはリアル店舗の情報提供にも力を入れていますので、こうしたサービスを積極的に活用するようにして流入経路を増やしていきましょう。

この他、魅力的な商品やサービスやコンテンツなどを提供していると、特に関係がないサイトが紹介文を書いてくれてそこにリンクを貼ってくれるケースも多々あります。
これが本来の理想的な被リンクですので、アクセス解析を確認して流入を多くしてくれているサイトがあったら、内容を見てさらに関係性を強めるアプローチをしてみるのも良いでしょう。


5  直接流入(お気に入り・ブックマークなど)

Webページをお気に入りに登録したりして、リピートからの訪問も多くあります。
アクセス解析では「direct/none」といった形でデータとして出てきます。
直接流入、または不明といった形ですね。

メルマガなども、何も設定していないと直接流入として一緒にカウントされてしまいます。
そうするといろんなものが混じりすぎているため、どれぐらいがお気に入りから来てくれているのかが把握しづらくなってしまいます。またメルマガそのものの効果も測れません。
ですからメルマガを配信する際には、計測用のダミーパラメータを付けるなどして、効果が追える形にしておくのが大切です。

直接流入、または不明としてアクセス解析にカウントされる数は全般的に割と多めです。
内訳が捉えずらい、実際の施策が立てにくい流入経路なので、通常はその他扱いにして検索エンジンや広告、SNSなどコントロールしやすい経路の強化に取組んでいきます。



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