レスポンシブデザインは、同一ページでも、PC、スマートフォンなどのデバイスの、画面サイズに応じて表示が切り替わるスタイルです。
PCとモバイルで、同じコンテンツをユーザーに見せることは、googleも推奨しています。
別々のページを制作する必要がなく、主流となっているWEBデザイン手法です。
まだ導入していないなら、レスポンシブデザインにリニューアルするのがおすすめ!
大阪のユニソンプラネットでも、WEB制作のほとんどはレスポンシブデザイン。
その理由や、注意点について解説します。
ユーザーも検索エンジンも、モバイル対応が基本!
スマートフォンの普及により、検索エンジンは、モバイルを基本とするようになりました。
モバイルユーザビリティは、SEOで評価される要因の一つです。
一方、ビジネスの現場では、PCも主流。
タブレットや2つ折りのモバイル機器など、
デバイスが違っても同じコンテンツを見せながら、最適な表示がされるスタイルが、レスポンシブデザインです。
レスポンシブデザインのメリットは?
レスポンシブデザインのメリットは3つ!
サイトにかかるコストや手間を削減できる
レスポンシブデザインであれば、かつてのように、PC用サイトと携帯用サイトとを、別々に制作する必要がありません。
URLは1つでOK、SEOにも有利
同一ページで、デバイスによって表示が切り替わるため、URLも別々に用意する必要がありません。
WEBサイトにリンクが張られる場合にも、
一つのURLで済み、検索エンジンの評価が分散することがなく、SEOにも有利です。
ユーザビリティも良好に
画面の大きなPCでは、サイトのコンテンツを一覧できます。
スマートフォンでは、画面サイズに合わせた表示がされ、スクロールして閲覧すればよく、PCと同じコンテンツを閲覧できます。
小さな画面でも使いやすいメニューやボタンなどの
UX(ユーザーエクスペリエンス)に優れたデザインも普及しています。
デバイスによって変わることがないデザインは、ブランディングの点でも有利です。
レスポンシブデザインの注意点は?
レスポンシブデザインには、いくつかの制約や注意点があります。
レスポンシブの利点を生かし、制約を解消できるよう、UXデザインなどで対応できる方法も生み出されています。
WEBデザインがやや制約される
横幅の長い画像や表などは、表示に制約があるため、敬遠されるなど、デザインにはやや制約があります。
横幅の狭い画面でも視認できるよう、デザインを工夫することが大切です。
ソースが複雑になる
PCとスマートフォン、タブレットによって表示を変えるには、
スタイルシート(css)で画面サイズによって切り替えます。
そのため、cssの文字量、サイズが大きくなりがち。
スマホ用のUXデザインの多くは、JavaScriptなどで実現され、サイトにアクセスするときにスクリプトファイルを読み込みます。
そのため、ページの読み込みが少し遅くなることがあります。
デメリットは解消すれば問題なし!
ページ最初のhead部分で、PC用とモバイル用のcssに振り分け、デバイスに合ったcssのみを読み込むようにすることもできます。
読み込むファイルのサイズは小さくすることが大切!
意外な盲点として、『Font Awesome』のようなアイコンフォント、『Bootstrap』のようなフレームワーク(cssやJavaScriptのセット)が、ページ読み込み遅延の原因となっていることがあります。
こうしたデメリットには、
サーバー高速化、画像最適化など、表示に時間がかからない対策を。
その機能は本当に必要か、他の方法で代替できないか、などの見直しもしてみましょう。
レスポンシブデザインでのWebサイト制作方法
レスポンシブデザインでのWEB制作は、次の方法で設定すれば、既存サイトも簡単にリニューアルすることができます。
HTMLにmeta viewportタグを加える
ビューポート(viewport)はWEBページの表示領域のこと。
スマートフォンなどのデバイスの画面の幅を、コンテンツの最大幅として、画面に収まるよう表示設定ができます。
CSSでレイアウトを指示する
PCとモバイル機器により、
画面サイズの閾値(ブレイクポイント)を超える場合と、超えない場合とで、各要素のスタイルを指定します。
PC、タブレット、スマートフォンの3段階のスタイルや、PCでも大画面の場合には、スタイルを変更する指定などが可能です。
実装されたデザインをチェックする
スタイルシートなどで指定されたデザイン、レイアウトが、実際にそれぞれのデバイスで意図した通りに表示されるか、確認する必要があります。
ポピュラーなUXデザイン例
スマートフォンの小さな画面では、メニューやナビゲーションなどの要素を、限られたサイズの中に表示させる必要があります。
しかも、ユーザーが誤操作しないよう、使いやすいUXデザインが機能的!
- メニューが折り畳まれるアコーディオン・メニューや、ナビゲーション
- ボックスのレイアウトが画面サイズによって変わるコンテナ
- 画像がスライドするカルーセル
その他のUXデザインが開発されています。
機能にも表示にも優れたUXデザインで、ユーザビリティを良好にすれば、検索エンジンからも評価されます。
まとめ・レスポンシブデザインならPC・モバイルに対応
スマートフォンなどのモバイル機器は、画面サイズに制約があります。
とはいえ、
PCとモバイルで同一のURLとなるため、WEBサイトの管理・修正の負担軽減にも!
スマートフォンがこれだけ普及している以上、その流れは変えられず、レスポンシブデザインに対応する以外の選択肢はありません。
それは競合も同じこと。
モバイルユーザビリティで競合より抜きん出ることが大切です。
レスポンシブなら、コンテンツをPCとスマートフォンでわかる必要もなく、WEBサイトの更新に集中できるでしょう。